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『見えないものを売るお店』

樹立社創作アイテムショップ・コンテストの応募作品です。
お題は「あなたは今、不思議なお店に勤めている。そこで売られている不思議な商品を5つあげ、5センテンス以内で解説しなさい」。

【苦労】いろんな人が苦労を売りに出している。楽をしたい風潮の下、売りたい人は多いが買いたい人が少なく、なかなか売れない。ずっと取り置かれて年度を越したような「取り越し苦労」も多い。たまに「若いころの苦労は買ってでもせよ」という言葉を真に受けた若者が買いに来たりするが、それで売れた人はラッキー。

【アイディア】いろいろなアイディアを売っている。いいアイディアは主人が使ってしまうので、売り物はイマイチなのが多い。実際、このアイディアもそこで買ったのだけど……。

【愛情】一応陳列されているが買う人はほとんどいない。今の時代、金さえ出せば、よそでも簡単に手に入るのだから。

【怒り】草食系男子が多い現代、怒りのパワーを買ってでも手に入れようとする人も多く、隠れた人気商品になっている。ただ、最近は買った客が「倍返しだ!」と言って店員に怒りをぶつけてくることが多いので、店としてはあまり売りたくない商品。

【魂】魂を売りに出して、魂の抜け殻のような顔をしている売り主が多い。買い取って悪魔との取引に使おうとする人もいるが、売りに出されるような魂はろくでもないものが多くて、たくさん集めても願いを叶えてはもらえない。三つ子のものを揃えたら長生きできるという噂も。

応募はわずか7通だったそうです。
出題の意図が少し分かりにくかったせいでしょうか。
素直に受取るとドラえもんの道具みたいな話になりそうですが、(さすがにそれはないかな)と思って、このような作品になりました。
江坂先生の好きな言葉遊びもちりばめてみたのですが、残念ながら入選はならず。
入選作と比べると少しひねりが足りなかったようです。
(半沢ネタは出した時はタイムリーだったのですが、今読むとかなりハズカシイ)
ともあれ、いくらなんでも応募7通は寂しすぎます。
皆でショートショートを盛り上げましょう!
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淀川市民マラソン10キロ

神戸マラソンの前哨戦として10キロレースに参加した。
淀川市民マラソンは、アップダウンがほとんどない河川敷を走るコースだ。
雨が降っていたが、パラパラという程度で、むしろ空気中に水分が含まれて息がしやすい分、走りやすかった。

スタートに手間取って、本来の位置よりも後ろからスタートした。
周りのスピードが遅くて前に進みにくい。
1キロのラップタイムは7分ほど。
これはさすがに遅すぎると思って少しずつスピードアップしたのだが、最初ゆっくり走ったのがけがの功名で、後半になっても全く疲れない。
後半は5分30秒くらいのペースで9キロ地点まで走ったが、余裕があったので最後は全力疾走できた。

タイムは約1時間(ネットタイム58分26秒)と振るわなかったが、まだまだ元気が残っていたのが次につながるような気がしている。
そうはいっても神戸マラソンはこの4倍以上の距離。頑張らなくては!